友達が冷たくなったので殺した? [犯罪]

奈良県で私立高校3年生が駅で友人を刺殺した事件は、いかにも殺伐とした世相を象徴しているようで考えさせられる。

2人は同じ中学校の出身で同じ高校に進み、初めは仲が良かったらしい。それが、何故殺意を抱くまでに憎悪が膨らんだのだろう。親しかっただけに裏切られた思いが強かったのだろうけど、「可愛さ余って憎さ百倍」ってやつなのかな。男女のどろどろした愛憎の果ての犯行、なんてありそうな話だけど、今回の男子高校生同士のケースは想像すら出来ないね。

犯人の生徒は「仲が良かったのに、昨年9月ごろから口をきかなくなった。腹が立って殺してやろうと思った」と供述している、という。包丁を4~5日前に買って通学かばんに入れていた、というではないか。駅で待ち伏せし、いったん通り過ぎた後、背中を刺し、振り返ったところ腹を刺したとの供述だ。ちょっとしたことで「切れちゃった」ということなのだろうか。怖い、怖い。

現代では、人間関係が築けない子供たちが多い、とよく言われる。普通の家庭の普通の子供がとんでもない犯罪を犯すケースがやたらに多い。「何であの子が・・・」とか、「日頃まじめで大人しい子・・・」と周囲から見られていたような子どもが凶悪な犯罪に手を染め、親も先生も子供の「心の闇」に全く気付かない。ただ、驚き嘆くばかりだ。

「子は親の背中を見て育つ」とは先人の言葉だ。しかし、今では少し様相が違う。なかなか親は子供に背中を見せないし、子供は親を見ようとしない。親は親、子供は子供、別々の人格だからお互いに干渉しない、なんていいのかどうか解らないが、今流行の「絆」からは程遠い・・・。困ったもんだ。



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