積立金運用の巨額赤字は誰の責任? [行政]

厚労省は08年度の年金積立金の運用により、厚生年金は10兆余の赤字、国民年金は1兆余の赤字で過去最大の赤字となった、と発表した。

税収が40~50兆円しかないというこのご時世に、この巨額損失は何としたことだ。単に、損失が出ました、で済むと思っているのか。昨年秋からの金融危機の影響と言うが、前年度も厚生年金が5兆5909億円の赤字、国民年金が7779億円の赤字だった、というではないか。社会保障などの財源がない、と言われている時に、こんな杜撰な資金管理をされてはたまったもんじゃない。

経済の低迷が長期的に続いた場合、運用損失が膨らみ、将来の給付水準が下がる可能性がある、というではないか。誰が運用の責任者か解らず、多分、誰も責任をとらないのだろう。一説によると、運用担当は殆ど素人で外部の投資期間に丸投げしている、という話もある。わざわざ人件費を使って巨額な損失を出すような運用は誰のために、何のためにやっているのだ。

こんないい加減な社保庁や厚労省に大事な年金の資金を勝手に運用されてはたまらない。年金の原資は完全に社保庁に食い物にされている。民主党が政権を取ったら、まず運用の責任体制をオープンにしてもらいたい。その上で適正な運用手段を再構築すべきだ。

それはそうと、官僚は厚生年金と国民年金を勝手に運用し、積立金をじゃぶじゃぶ使い込んでいる。しかし、自分達が給付される共済年金には何故か手を付けない。それだけリスクが大きい、と思っているのだろうか。勝手なものだ、国民を愚弄するのもいい加減にせよ。





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