「駆け込み天下り」を許すな [政治]

こんな国民を舐めたやり方を許してはならない。民主党政権の発足を前に「駆け込み」とみられる天下りが続出だ。初めが肝心だ、徹底的に叩け。

消費者庁人事で問題になったばかりではないか。準備も揃わないのに前倒しで発足させ、元次官を初代長官に据え、とにかくスタートさせてしまった。総理の座を降りる寸前の麻生氏が任命し、名前だけの担当大臣で小選挙区で惨敗しやっと復活当選した野田聖子氏が訓示を述べ、新政権発足次第、見直されると言われる超短命の内田長官、まさに噴飯もののメンバーじゃないか。期待される消費者庁の船出としては情けなくて・・・。

今度は事故米の不正転売をめぐり昨年9月に引責辞任した農水省の白須前事務次官が社団法人・大日本水産会の会長に就任する天下り人事だ。任期は2年で報酬は年1860万円だそうな。農水省は「あっせんは一切行っていない」としているが、それじゃ何で今の時期の人事なのだ。どさくさにまぎれた人事、という以外にないじゃないか。こんなのも許してはいけない。

更に、旧厚生省出身で前内閣府審議官の柴田雅人氏だ。彼は8月29日付で社団法人・国民健康保険中央会の理事長に就任した。彼は旧厚生省の保険局企画課長などを経て、7月に内閣府審議官を退職。その後、同府経済社会総合研究所顧問を8月に辞め、同29日に国保中央会の理事長に就任。たまたま理事長職が空いた、ということなのか、新政権になったら承認されないための駆け込みか。こういう「渡り」を省庁が斡旋しないように、というのが「天下り禁止」の原点なのだ。

今回の就任について同中央会は「今回は官民人材交流センターを通している」と説明しているという。河村官房長官は記者会見で「天下りの考え方が民主党と私どもで基本的に違う」と語っているという。それでは自民党では「天下り」をどう考えているか、じっくり聞きたいものだ。官僚の都合のいいように、政府や自民党が擁護するような発言をするから国民からそっぽを向かれるんだよ。まだ解らんのか。
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