お騒がせ、邦夫センセイ [政治]

鳩山邦夫が新党結成に言及し、「覚悟はもう完全にできている」と述べた。「私自身は裏方で捨て石でもいい。みんなが一緒になれるように接着剤ができればと思う」と語ったとか・・・。

新党結成の時期については「少なくとも参院選を堂々と戦えるタイミングだ」と述べ、 新党の枠組みについては、与謝野元財務相や舛添前厚労相らの現執行部に批判的な勢力を結集する、そんな構想かな、と理解したが、与謝野氏や舛添氏は猛反発しているみたいだ。

彼独特のパフォーマンスなのだろうか。根回しも何もなしで、思いつきで発言しただろうか。それとも発言してみて、反応をみようとしたのか。「自民党は賞味期限切れ。古臭いしがらみを持っており、出直さないといけない」なんて殊勝なことを言っているが、何か白々しい。でもね、自民党の賞味期限の切れた古い体質の連中を集めて新党を作ったって出直しにゃならないよ。谷垣総裁のやることが生ぬるいからって、新党を作って何をやろうと言うのだ。

我々が期待したいのは、政権交代した民主党の政策が思うように進まない、ということに対して別の選択肢を示してもらうことなのだ。政権交代はしたが2大政党制になっていないじゃないか。自民党は何をやっているのだ。民主党を追求して政権の座から引きずり降ろせば、自民党の天下が戻るとでも思っているのだろうか。へっぽこ自民党の中で騒いでいるだけでは何にもならないよ。民主党と対極の政策を出してこそ、新党の意義があるのだ。でも、今更自民党に国民目線を持て、と言ったって到底無理なんだろうな。

迷走民主党は何とかならないのか [政治]

民主党の迷走ぶりは目を覆いたくなる。子ども手当の財源問題や普天間基地の移設問題で首相の発言がブレまくり、閣内不一致で収拾がつかなくなってしまっているようだ。

国会では鳩山首相と小沢幹事長の金がらみのやりとりばかり、おまけに小林議員への違法献金で北教組幹部が逮捕され「何やってんだ」というブーイングの嵐だ。与党も与党なら、野党も野党、「目くそ鼻くそ」という感じで、国民はどうすりゃいいの?

国会は何やってんだ。なぜ財源問題をもっと追求しないんだ。借金が税収を上回る、という危機的状況ではないのか。与野党が足の引っ張り合いをしている場合か?どうすれば無駄を省けるか、徹底的に議論してもらいたい。「政治と金の問題」は昔から行ったり来たりしているだけで、結論なんか出っこないよ。手前ら自身のことじゃないか。それこそ無駄な議論だ。別の場所でやってもらいたい。国会ではもっと前向きな議論をしてもらわなければ困る。国民の生活がかかっているのだ。

最近話題になっている「休日の分散化」は余り評判は良くないが、こういう斬新な提案は悪くないよ。こういうものは当然賛否両論があるんだから、幅広く議論すればいいじゃないか。反対が多ければ止めるだけのことだ。議論しない内から潰してしまっては、新しい提案なんか出てこないよ。

最近の政治はまさに、党利党略、私利私欲ばかりだ。見ていて腹が立つ。民主党が駄目なら次の選択肢は何なのだ。無いじゃないか。国民が望んだのは、こんな「目くそ鼻くそ」じゃないよ。しかし、中には評価できる良識のある人材もいるこlとは確かだ。民主党のいい部分と自民党のいい部分が一緒になることは出来ないのか・・・。

多分、そんな青っちょろい考えは通らない、と思うし、そんなんじゃ魑魅魍魎の政界の中で生き残っていけないのだと思う。そこを打破する英雄なりグループなりが出現するのを期待するしかないのだろうか。政界再編があちこちで囁かれているが、活きのいい若手が何故か大人しい。河野太郎なんかどうしちゃったの?「みんなの党」は何で勢力が伸びないの?みんな様子見じゃ情けないね。

自民党は小沢氏追及どころじゃないよ [政治]

ここ数日、小沢幹事長の土地購入を巡る事件絡み一色だ。特捜が贈収賄を暴けば、当然小沢氏は起訴され、議員辞職に追い込まれるだろうし、政治資金規正法違反止まりなら逃げ切れるだろう。

しかし、そこを国会でぐちゃぐちゃやっても意味がないよ。空転するだけ税金の無駄遣いだ。事件については特捜に任せ、政治は国民生活に直結する景気や無駄の撲滅に専念した方が得策だと思うがね。つまり、小沢氏は自民党の古い体質を代表する政治家であって、民主党本体とは全く異なるのだ。それを自民党の古い体質の谷垣氏などが追及したって、いい結果が出るはずないじゃないか。自分で自分の首を絞めるようなものだ。民主党を苦境に追い込んだって、決して自民党が評価されることはないと思うよ。

自民党議員は勘違いしているのだろうか。細川政権の時と同じように、新政権を徹底的に追い込むことによって、政権が自民党に戻る、と思っているのだろうか。もし、そうなら、認識不足も甚だしく、自民党は遠からず消滅するだろう。古い体質が残ったままで小沢氏を追及するということは、自分達の過去のダーティな部分を自分で暴くことになるのだ。「天に唾する」ようなことは止めた方がいいよ。体質を刷新してから、出直すべきと思うがね。

それにしても、ダーティな部分に染まっていない石破氏や河野氏が何で行動を起こさないのか納得がいかない。今動いては損、と思っているのだろうか。民主党がおかしくなった時点で起こるだろう政界再編のタイミングを狙って、じっとしているのだろうか。早く政界再編して民主党に対抗できる勢力が出来、景気回復合戦や無駄遣い撲滅合戦をやってくれると国民にとっては有益になるのだがね。

小沢氏の金権体質は解っていたではないか [政治]

小沢幹事長がいよいよピンチになってきた。東京地検は何が何でも徹底的にやる覚悟のようだし、自民党はてぐすね引いて国会開催を待っている。

党内では鳩山首相は小沢擁護の発言ばかりだし、閣僚は揃って「ノーコメント」だ。反小沢グループも何故かダンマリだし、西松事件の時のような「退陣!」の声はなかなか上がらない。情けないことに、新人議員などは怖くて何も言えないようだ。少し発言しているのは、どうでもいい立場の「平成の黄門さま」くらいかな。

でも、元秘書が3人も逮捕され、石川議員などは「小沢さんに黙ってこれ以上は言えない」などと完全に陥落している現状では、小沢氏が出ない訳にはいかなくなってきた。小沢氏に本格的に捜査が及んでくれば、国会での追求も厳しくなるだろうし、幹事長の職責は危なくなるのは必定だ。

鳩山さんは自分から「辞めてくれ」と言いずらいだろうなぁ。出来たら、本人から「辞める」と言ってくれないか、と思っているだろう。多分、閣僚もみなそう思っているよ。来週から小沢氏がどう出るか、面白いね。この苦境を乗り切れば、ますます力をつけ、鳩山政権に代って小沢政権が出来るかもしれないが・・・。

小沢さんが田中角栄、金丸、竹下と続いた自民党の最もダーティな部分で、利権の中枢を最も受け継いでいる政治家ということは誰しも認めていることだ。現在はどうか解らんが、以前はダムなどの建設に絡み、大手ゼネコンとの癒着は当然あったはずだ。西松に続き、鹿島から証拠が出て、裏献金が白日の下に晒され逮捕という事態になれば、さすがの小沢氏も幹事長辞任だけでなく、議員辞職または引退に追い込まれるだろう。

でもね、国民の多くは小沢氏の元々の金権体質は解っていたことだし、それを承知で政権交代に票を投じた訳だから、何が何でも「小沢、辞めろ!」と言うだろうか?小沢氏がそれを逆手に取って検察や自民党と全面対決になるんだろうね。しかし、国会が始まっても、この問題ばかりで、空転するのは勘弁して欲しい気もする。早く、特別会計の徹底見直しや公務員改革に力を入れてもらいたい。疑惑の追及は検察にまかせ、国会では、改めて「政治とカネ」の問題を本音で議論して欲しい気もするが・・・ね。

多難なJAL再建 [政治]

JAL再建は容易じゃないね。赤字だから税金を投入して救済する、普通そんなことは世の中で通ることじゃないよ。仕事の激減で経営難や資金難に喘いでいる中小企業の経営者などに理解されるはずがない。

日本航空が発表した09年4~9月期決算は過去最悪の赤字だ、そうな。全日空が低価格航空会社への参入を検討する中、日航は負の遺産の処理に手いっぱい状態だ。資産査定や年金債務の話題が議題に上るばかりじゃないか。こんなことで日航の再建など出来る訳ないよ。今まで親方日の丸の「ぬるま湯」の中で自己保身に身をやつし、経営努力は何もしてこなかった、と見られても仕方がないね。  

3000億円の積み立て不足の年金債務が再建の最大の障害の一つと言われている。年金債務の減額について西松社長は、現役社員の給付額を5割、OBは同3割減とし、全体で4割と大幅に削減する方針を提案した、という。しかし、大幅削減と言っても、3階建の3階部分の企業年金についての削減に過ぎないのだ。今まで月50万もらっていた人が42万くらいに減る、だけのことだ。世の中の食べるに精一杯の年金しかもらっていない多くの人から見ると、「何を贅沢なことを言っているんだ」と激怒されそうな金額ではないか。殆ど倒産会社の社員やOBが何故こんなに優遇されるのか、納得できる訳ないよ。

「自分が現業の時に積み立ててきた企業年金を後払いでもらっているだけで、何が悪い」と開き直るかも知れない。企業年金の減額は、私的財産権の侵害になると言う連中もいる。しかし、企業が倒産すれば企業年金はもらえなくなるのが普通じゃないか。それを税金を投入して再建しようという時に、権利ばかり主張していい訳ないだろ。現業の時もOBになってからも、矢鱈に優遇されていることを解らなきゃおかしいぜ。

権利ばかり言うんだったら、義務の方を追求すべきだ。余り話題になっていない個人の責任問題はどうなっとるんだ?現状の役員の経営責任は勿論、長い間放漫経営を行ってきたOB達の責任は当然追求すべきだ。権利ばかり主張している奴らに責任を取らせるべきだ。更に、無駄な空港を矢鱈に造りJALにツケを回してきて後は「知らんぷり」の国交省官僚や族議員を中心とする政治家の責任についてもっと追求すべきだろう。

JALを潰すことは出来ないことは解る。しかし、減る一方の税金を使う以上、国民に納得のいく対応は絶対条件だ。これを機会に「責任と権限」「権利と義務」などを議論してみては如何かな?






自民党と同じじゃん [政治]

よく見た風景だ。野党議員が委員長に詰め寄った挙句、審議拒否して野党席空席のまま、強行採決で強引に審議を終了する場面だ。何だ、与党と野党が入れ替わっただけじゃないか。

中小企業者等金融円滑化臨時措置法案は19日の衆院本会議に緊急上程され、20日の未明に賛成多数で可決し参院に送られた。自民、公明、みんなの党は採決時に退席し、与党側の強行採決となった。強行採決は自民党の「おはこ」だったからと言って、真似をしていい訳はないと思うがね。

もっとも、野党は審議時間が少ないと猛反発しているが、単に審議時間を増やしても、内容の濃い議論が出来るとは思えないね。相変わらず重箱の底をつつく質問に、「あんた達に言われたくない」という姿勢の答弁ばかりで平行線のまま何も進展は期待できないよ。これでは政治不信は収まらないね。

ただ、鳩山首相が国会内の幹事長室に小沢幹事長を訪ね、同法案を巡る国会の混乱について「こういうことをやっていると、国民はどういう反応をするだろうか」と懸念を示した、そうじゃないか。それなら、もう少しリーダーシップを発揮してもいいと思うがね。いくら、国会運営は小沢氏に任せた、と言っても鳩山氏は首相でもあり、党代表でもあるのだ。最近、特に弱腰の情けない姿ばかりが報道されているような気もするが・・・。

小沢幹事長は自民党政治を熟知していて、彼に任せれば国会運営がうまく回るということなのだろうが、彼に任せたのでは古い自民党政治と変らなくなっちゃうよ。国民が期待しているのは自民党政治に変る新しい政治形態なのだよ。自民党が民主党に変っただけじゃ、なんの意味もない。国民は鳩山氏に可能性を期待したが、小沢氏に丸投げじゃ、国民の期待に背くことにならないか。

とにかく国民は変化を求めて政権交代に1票を投じたのだ。まずは官僚支配の打破、自民党一党支配の打破が国民の意思なのだ。厳しい船出とは思うが、この根幹部分を間違えると、長続きしないばかりでなく、自民党と同じ体質と思われちゃうよ。

民主党に対抗する勢力を作れ [政治]

政権交代から1ケ月余、早くも民主党の勢いに翳りが見えてきた。与党の責任の重さに耐えられなくなりつつあるのだろうか、マニフェストに縛られて動きが取れないのだろうか。

予想された通り、財源問題で四苦八苦、既に官僚の懐柔に屈している閣僚も何人かいるようにに見えてならない。「天下り廃絶」に関しては、早くも元有力次官を郵政会社社長や人事院長官の人事でちぐはぐさを強く指摘されている。「コンクリートから人へ」のキャッチフレーズは各地で総論賛成・各論反対の嵐だし、雇用問題が頭痛の種だ。期待された「事業仕分け」に対する小沢氏との軋轢は明らかに権力の二重構造を露呈した結果となっっている。亀井の親父の扱いにも困っているようだ。

そうは言っても、官僚を一切介さない国会対応は一応政治主導の方向には向かっている。100年かけて積み上げてきた官僚制度をそう簡単に崩せるもんじゃない。試行錯誤しながら、徐々に理想に向けていくしかないだろう。ある程度長い目で見ることも必要だ。

問題は民主党に対するもう一つの勢力をどう作るか、だ。自民党の古手議員は民主党を潰せば元に戻る、とでも思っているのだろうか。全く小姑のようにいびるだけじゃないか。彼らにはもう住む世界はないよ。共産党に代って「何でも反対党」になるしかないだろう。

しかし、民主党が失政をしても代りになる政党がないのじゃ、話にならない。新しい一翼として考えられるのは、小泉改革を継承し小さな政府を目指す、という河野一派を中心とする勢力が結集するしかない。「みんなの党」と組んで、大きな政府の民主党と対決するしかない気がする。

しかし、河野一派が何の動きも見せないのは不満でならない。来年の参院選まで様子を見るというのか、決起する自信がないのか、歯がゆい思いだ。自民党に代って民主党の独裁政治が始まるだけなら、たいした意味もないよ。二大政党制を確立するためには、民主党に対抗する勢力を何としても早く作ることだ。

谷垣自民党は大丈夫かな? [政治]

自民党の谷垣総裁が47都道府県の全国行脚をスタートした。大阪市では趣味の自転車で党員宅を訪問するパフォーマンスをみせた。彼なりに懸命な党再建のスタートかもね。

直接一般党員や地元首長と接したりテレビ出演したりして、総裁自身が積極的に前面に出ることにより、来年夏の参院選に向けた足腰の強化を図る狙いだそうな。「弱い、弱い」と言われる総裁自身が直接行動することにより、党再建に向けて党内の懸念を払拭する狙いなのかな。

谷垣氏は衆院代表質問で鳩山政権の国家ビジョンの欠如を指摘したのはいいが、鳩山首相から「あなた方に言われたくない」と反論されてしまった。ヤケクソかも知れないが、首相の所信演説への民主党議員の拍手や歓声が多かったことに関して、「ヒトラー・ユーゲント」を持ち出したことはいかがだったかな。今後批判されそうだ。

それにしても自民党は野党になっても本質的に変らないね。若い層が激減してベテラン主体の党になってしまったので、変りようがないと思うが、このままでは参議院選挙に勝てないどころか、国民の支持は離れるばかりだろうね。大島、町村、加藤の元大物が質問に立って足元のおぼつかない民主党を攻めようとしたのだろうけど、何を言っても、今までの自民党のチンタラ政策の後始末をしている段階だ、と逃げられてしまう。

今のままでは、自民党が二大政党の一翼を担う政党になれるとはどうしても思えない。「解党的出直し」と口で言ってるだけで、大改革を断行しているようには見えない。そりゃそうだろう、ずっと官僚主導で利益誘導政治をやってきた連中が顔ぶれも変えずに変革など出来る訳がない。顔を変えるしかないと思ったが、総裁選で惨敗した河野氏はおとなしく党内で冷や飯を食ったままだ。

多分、国民の多くは健全な二大政党を願っていると思う。政権交代したことに満足してしまうと、違う形で民主党の一党独裁政治がスタートしてしまうだけだ。民主党に対する対抗軸を明確にした有力な政党の出現を期待したい。一番近いのは今の自民党ではなく、河野一派か「みんなの党」かも知れないね。

訳が解らん、郵政民営化見直し [政治]

西川社長の無念の辞任会見だった。小泉さんから「三顧の礼」で招かれ、全力で頑張って成果を上げたのに、何でやめにゃいかんのだ、という無念さが滲んでいた。

元々「かんぽの宿」売却問題を追及して強硬に辞任を迫ったのは鳩山邦夫氏であり、民主党や国民新党が主張してきた「郵政民営化見直し」と一緒になって西川氏を追い落とした結果になった。民営化を強行した小泉さんと竹中さんは蚊帳の外だし、自民党はすっかり小泉路線を撤回してしまった。西川氏一人が悪者になったように見える。

しかし、郵政民営化のどこが悪くて見直しをし、どう改善するのかがよく解らん。過疎地に対するサービスの低下は民営化すれば必然的に起こってくる問題だし、分社化を止めて一体化し、上場をやめれば、殆ど公社化じゃないのか。民営化の意味が薄れ、国営に戻したほうがいいような気もする。

ますます解らんのは、元大蔵省次官の斎藤次郎氏を日本郵政社長に据えるという後任人事だ。現在、東京金融取引所社長だが、小沢幹事長と共に福祉税構想を表明し、細川政権を潰した張本人というではないか。必然的に、鳩山政権は小沢の言いなり、という声が強まってくるよ。齋藤氏を社長に据えて何をやろうとしているのか、国民に解るように説明をすべきだよ。

見直しをしてメリットのある組織に変革できるかどうか、鳩山政権の正念場ではあるが、下手をすると命取りになりかねない気もする。

困った男だ、亀井さん [政治]

いかにも亀井さんらしい過激発言の連発だが、記者会見は強気で押し切れても、こんなんで国会を乗り切れるのかな。鳩山さんも苦々しく思ってるだろう。

「大企業は従業員を正社員からパートや派遣労働に切り替え、安く使えればいいということをやってきた。人間を、自分たちが利益を得るための道具としか考えないような風潮を作ってきた。改革と称する極端な市場原理、市場主義が始まって以来、家族の崩壊、家族間の殺し合いが増えてきた」と述べ、「そういう風潮をつくったという意味で、経団連に責任がある」と強弁した。

前々から大企業を批判し、中小零細企業を守ろうという考え方を持つ亀井氏だが、大臣の立場での発言としてはどうも適切ではなさそうだ。でもね、いくら過激な発言をしても、何か憎めない所があるのが亀井さんのいい所だろう。政権の火種になることは間違いないだろうが、小沢さんの腹の底では、批判の的を民主党の核の部分から目を逸らさせる意味で存在感を容認するつもりかも知れない。

何と言っても、自民党の裏の部分を熟知している男だし、国会で自民党の古手や若造がいくら追及してもひるむような男ではない。政権交代したばかりの脆弱な政権を支える頼りがいのある男かも知れない。苦々しく思いながら、言いたいことを言わせておくのも案外効果があるのかも知れないね。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。