民主党に対抗する勢力を作れ [政治]

政権交代から1ケ月余、早くも民主党の勢いに翳りが見えてきた。与党の責任の重さに耐えられなくなりつつあるのだろうか、マニフェストに縛られて動きが取れないのだろうか。

予想された通り、財源問題で四苦八苦、既に官僚の懐柔に屈している閣僚も何人かいるようにに見えてならない。「天下り廃絶」に関しては、早くも元有力次官を郵政会社社長や人事院長官の人事でちぐはぐさを強く指摘されている。「コンクリートから人へ」のキャッチフレーズは各地で総論賛成・各論反対の嵐だし、雇用問題が頭痛の種だ。期待された「事業仕分け」に対する小沢氏との軋轢は明らかに権力の二重構造を露呈した結果となっっている。亀井の親父の扱いにも困っているようだ。

そうは言っても、官僚を一切介さない国会対応は一応政治主導の方向には向かっている。100年かけて積み上げてきた官僚制度をそう簡単に崩せるもんじゃない。試行錯誤しながら、徐々に理想に向けていくしかないだろう。ある程度長い目で見ることも必要だ。

問題は民主党に対するもう一つの勢力をどう作るか、だ。自民党の古手議員は民主党を潰せば元に戻る、とでも思っているのだろうか。全く小姑のようにいびるだけじゃないか。彼らにはもう住む世界はないよ。共産党に代って「何でも反対党」になるしかないだろう。

しかし、民主党が失政をしても代りになる政党がないのじゃ、話にならない。新しい一翼として考えられるのは、小泉改革を継承し小さな政府を目指す、という河野一派を中心とする勢力が結集するしかない。「みんなの党」と組んで、大きな政府の民主党と対決するしかない気がする。

しかし、河野一派が何の動きも見せないのは不満でならない。来年の参院選まで様子を見るというのか、決起する自信がないのか、歯がゆい思いだ。自民党に代って民主党の独裁政治が始まるだけなら、たいした意味もないよ。二大政党制を確立するためには、民主党に対抗する勢力を何としても早く作ることだ。
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