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くたばれ朝青龍 [スポーツ]

「強けりゃ、何をやってもいい」、と思うなら、大相撲を辞めて総合格闘技の世界へでも行けよ。日本の伝統を汚してまで品格のない横綱はいらないのだよ。

ましてや、相撲協会は公益法人なのだ。こんな傲慢不遜な男に莫大な報酬を払って居座ってもらっては返って迷惑なのが日本国民の本意だ。早々に引退を表明し、モンゴルへ帰るなり、別の道を歩むなりしてくれ。自浄作用が全くないと思えるあの相撲協会でさえ、今回の暴力事件では「解雇」の決断をするしかないだろうに・・・。

それにしても、過去の暴力事件、薬物汚染、八百長疑惑など溜りに溜った膿を絆創膏でも貼って隠そう隠そうとしてきた相撲協会にとって、貴乃花の理事選当選は意外な結果だったと思うね。しかし、メディアであれ程報道されたことが、選挙の民主化に繋がり、3票の造反に繋がった、と言えるだろう。逆に腐りきった体質を立て直すための僅かな光明が見えた感がある。

とりあえず、協会としては、朝青龍を切って出直しを図る絶好のチャンスを与えられた訳だ。理事を離れた内館サンが口を酸っぱくして言っていた、「アスリートとしては認めるが、横綱としては絶対に認めない」との教訓を生かし、このチャンスを逃すべきではないだろう。

相撲人気を回復させるために、多少時間がかかっても「日本の横綱」を生み出す仕組みを作るべきだ。貴乃花に寄せられる期待は大きいよ。

頑張れ貴乃花! [スポーツ]

今回の貴乃花の理事選立候補騒動で、相撲協会の極めて保守的な体質と序列社会の維持に懸命な協会幹部の姿が鮮明になった。

暴力事件、八百長事件、薬物事件など致命的な不祥事があれ程続出しても、有望力士が殆ど外国人に独占されても、ファンの相撲離れが加速しても、自浄作用が働かないとは、あきれ果てて物も言えない。

改革を目指して立ち上がり理事に立候補した貴乃花が二所一門を離脱しなければならなかったこと、貴乃花を支持する6人の親方が一門から破門されたことは相撲協会の既得権益を守ろうする連中の必死な抵抗に見える。その姿は見苦しくもあり、レベルの低さ感じさせる。

武蔵川理事長は「一門内で話し合って理事にふさわしければ、誰かが推薦してくれるはずだ」と貴乃花グループに苦言を呈した、らしい。「伝統を守る」とか言い訳をしているが、談合そのものではないか。今の時代にそんなことが許されるとでも思っているのか。ましてや、相撲協会は公益法人なのだ。政府にお願いしたい。相撲協会を「事業仕分け」の対象にして欲しい。

さらに、貴乃花には期待したい。身を捨てて改革に取り組む姿勢はきっと評価されるはずだ。大相撲自体を憂う常識のある若い親方はいるだろう。先輩に遠慮ばかりせず、自己主張して相撲界のために人肌ぬいでみないか。古い殻を破って相撲人気を取り戻すいい機会だよ。

女子都道府県駅伝に思う [スポーツ]

今年の女子都道府県駅伝は結構面白かった。優勝岡山、2位千葉、3位京都、・・・、それにしても6連覇を狙う大本命の京都が大苦戦だったのは意外だった。

前評判では死角が見えなかった京都チームの1区の出だしが絶好調だったので、独走で優勝じゃ興味半減だな、と思っていたら、安定しているはずのベテランの小崎まりの絶不調によりズルズル遅れ、それが次の走者にも伝染して、中盤で優勝争いから脱落・・・、そんなことってあるんだな、と思った。勝負は水物なのか、それとも慢心なのだろうか。

優勝した岡山県は、社会人、高校共に強豪チームを抱え、アンカーには日本人最強と言われている中村友梨香を擁して安定した強みを発揮した。第一回大会で45位だった岡山県が強豪チームに変貌したのは県民の要望で、県全体が協調して取り組んだ結果なのだろう。日頃ライバルのチーム同士が結束するのは中々大変らしいが、関係者の努力が実った、という所だろうか。

印象的だったのは京都のアンカーの小島一恵の学生最後の執念の走り、長崎の藤永や尾崎好美の日本トップクラスの実業団選手に負けるものか、と歯を食いしばった姿や、大健闘の千葉県チームのアンカーの新谷選手の中村友梨香を意欲的に追走する姿だ。41位から15人抜きの福士選手の快走はいつ見ても圧巻だし、静岡の勝又選手や岡山の浦田選手の強さが目を引いた。学生では仏教大の西原、吉本、豊川の伊沢、千葉県の内藤、静岡県の区間賞を取った中学生2人、などなど結構有望な新人も多かった。

この駅伝から、世界に羽ばたく選手が出ることは間違いなさそうだし、来週行われる男子の大会も目が離せない。

世界陸上、やってるの? [スポーツ]

楽しみにしていたベルリン世界陸上だが、日本選手の不振からか、断片的な超大物の話題が時々入るくらいで、全く盛り上がりに欠ける。そういえば、やっているんだな、という程度だ。

100m9秒58の世界新記録に興奮もせず淡々と話すウサイン・ボルトはまさに怪物だ。信じられない大記録だが、これが限界と思わせないところが本当に凄いね。200m決勝でも期待しちゃうね。実力では飛びぬけ、記録だけに興味が集中していた棒高のイシンバウアが一度も飛べずに記録なしに終わったのも別の意味で驚いた。

3000m障害のケニヤ勢の強さも、1万m世界陸上3連覇のベケレもすごい。短距離も中長距離も日本選手とは桁違いだ。日本選手に関しては、「健闘空しく予選敗退」の報道ばかりで寂しい限りだね。まだマラソンは残っているが、大して期待は出来そうもない。

マラソンでは、男女共に5人の選手が出ているが、どう見ても優勝争いに絡みそうな選手は見当たらない。最大限贔屓目に見て、男子の佐藤、女子の渋井とママさんランナーの赤羽、そんな程度だろう。しかし、余り期待すると、多分裏切られそうだね。

何でこんなに日本選手は世界に置いてかれちゃったんだろう。ま、マラソン以外は昔から殆どメダルに届かなかったけどね。特に、ケニア勢が中長距離で活躍し始めてから、世界は遠くなっちゃったようだ。体の構造が違うのか、生活環境や食物によるものか、練習では超えられない何かがありそうだ。

日本でも色々な人が研究していると思うが、資金を投入してでも、10年~20年計画くらいで国を挙げて、本格的な巻き返しをしてもらいたいものだ。東京にオリンピックを誘致しても日本選手が冴えないのでは寂しいからね。

遼クン、君は凄い! [スポーツ]

7月の全英オープン出場権がかかった大会で、石川遼が凄いことをやってのけた。12番でOBを2つも叩き、若さが出た、やはりプレッシャーかな、と思わせておいて、16番の驚異のイーグルだ。

果敢に狙ったボール、しかし、いかにも強すぎる。大きくオーバーしてグリーンを飛び出してしまうだろう、誰しも、これで彼の優勝は消えた、と思った。

ところが、思わず息を呑んだ。吸い込まれるようにカップインしたではないか。「奇跡のイーグル」と言えなくもないが、追い込まれても自分のゴルフに徹した結果だろう。すばらしい、の一言に尽きる。期待・波乱・失望・驚異、まさに感動に満ちた優勝だった。

これで、日本選手の全英出場資格者は遼クンを含め、8人となった。賞金ランキングでも前週の73位から7位に浮上した。まさにトッププロの仲間入りだ。「はにかみ王子」と言われ、オバちゃん人気が絶大で、若干妬みの気持ちで見ていた親父たちも完全に脱帽だ。「世界で羽ばたいてくれ」とエールを送る人が一気に増えたことだろう。

彼の成功は周囲の人たちの暖かい支援によるところが大きいし、彼もそれを自覚している様子が清々しい。この謙虚さをいつまでも持ち続ける限り、協力者は増えるだろう。女子にすっかりさらわれ、廃れる一方だった男子ゴルフ界の救世主になれそうだ。

しかし、逆に考えると、いくら素質があり恵まれた環境にあったとは言え、17歳の少年にこうも歯が立たないでは他の大人の選手がいかにも情けないように見える。峠を越した選手はともかく、今が盛りの選手は山ほどいるはずだ。誰しも一生懸命やっているとは思うが、17歳の少年に賞金も人気もさらわれるとは・・・。20代、30代のバリバリの選手の奮起を願いたいものだ。


日本はW杯「4強」どころじゃないよ [スポーツ]

W杯のアジア最終予選が終わった。オーストラリアが勝点20の首位、日本は勝点15の2位で予選通過という結果だ。残念ではあるが、ここ数試合を見た感じでは、これでも上出来の部類に入るのではないか、と思う。

ウズベキスタン戦、カタール戦を見ても、勝つには勝ったが、相手の拙攻に救われて、前半のラッキーな得点を何とか守った、という展開だった。昨日の試合は俊輔や中澤らの主力を欠いたために締まらない試合になった、と言うが、相手だって一部の主力を温存していたのだ。どの試合も後半日本選手の足が止まって守り一辺倒の苦しい戦いになっている。相手が欧州や南米の強豪の場合にはこれではひとたまりもないだろう。

日本がW杯を本格的に目指して10数年になる。日本代表はずっと「個」が弱く、「組織力」を中心とした展開を目指してきた。岡田監督のコンセプトは「日本人の長所」を生かすことで、欧州や南米の強豪国に勝てる、というのだ。W杯では「4強」を目指す、と豪語している。しかし、アジア予選でかくも苦戦の連続で辛うじて予選を通過した実情から見ると、世界との差は歴然としている。

オーストラリアは欧州及び南米を見ている、というではないか。アジアは眼中にない、ということだ。昨日の試合でも先取点こそ日本が取ったが、高さ、スピード、スタミナ、パス回し、どれをとっても日本をかなり凌いでいた。日本はこのままでは「4強」どころか、予選リーグ突破もおぼつかない、と思うが、サポーターから怒られるかな・・・。
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