JR事故の報告書を巡る出鱈目な癒着の構造 [不祥事]

JR宝塚線脱線事故の調査委員会の漏洩問題はあってはならないことではあるが、旧国鉄関係者に偏っている委員の構成から、「報告する」側と「される」側の先輩後輩の仲などの癒着を考えなかったのだろうか。

JR西日本の事故対策審議室長の土屋氏は報告書の情報入手を指示したことについて、「軽率で極めて不適切だった」と謝罪した上で、「私個人の判断だった」と説明。情報収集の結果について「口頭で報告を受けたと思うが、内容は記憶がない」と惚けた。更に「私自身も事故調の担当者とは日常的に会っており、その延長のつもりで指示した。委員に守秘義務があるという意識もほとんどなかった」と述べた。一方で、「ご遺族や被害者にはきちんとおわびと説明をし、今後の対応の職務を果たすことで責任を果たしたい」と話し、副社長や審議室長の職を辞する考えはないとした。

冗談じゃない、こんな奴に任せたら、話を捏造するに決まっている。旧国鉄の先輩後輩関係を悪用し、事故調査をする側とされる側との「馴れ合い」の構図が明らかになったのだ。これだけ社会的にも重大な事故を起こしたんじゃないか。即刻辞めるべきだ。守秘義務違反を含め、刑事罰が与えられて当然だろう。感情を逆なでされた遺族は、いくら謝られたって許すはずはないよ。この土屋って男、甘く考えすぎじゃないか。

更に、事故後に社長に就任し、前回の人事で遺族に対応するために辞任せずに取締役として残った山崎前社長が報告書案について責任の所在をあいまいにする形での修正を事故委の委員に求めていた、というではないか。「新型のATSが設置されていれば事故は防げた」という部分の削除を依頼し、委員会では「報告書は再発防止のためのものであり、個人の責任追及を目的にしていない」という合意がなされ、この部分が削除された、というではないか。「個人にも組織にも責任追及の目が向けられないように工作した」という事実は明らかだ。

自民党政権時代は事実を解明すべき委員会などの人事について、国交省の言いなりで、全くの「あきめくら」だった。新政権での政治主導に期待したい。





亀井サン、早くも新政権の火種? [政治]

亀井サンは思わぬ大臣に就任して、舞い上がっているのかな。元々目の敵にしていた銀行をターゲットに「返済猶予制度」の自論を展開して、存在感をアピールしようと思ったのかな。

国民新党のマニフェストにあった「中小零細企業や個人の借金返済を猶予する制度」の創設について先走って表明してしまった。多分、閣内で検討もされていないと思われるし、内容的には問題点も多い。まだ、亀井氏の私案程度のものを記者会見で表明してしまったのだから、民主党も頭が痛いことだろう。閣内不一致と野党に突かれる傷を作ってしまった。全く新政権の火種だね。

亀井大臣は記者会見で「中小零細企業や商店は貸しはがしで黒字倒産がどんどん出ている。サラリーマンも住宅ローンの返済に苦しんでいる」と述べ、元利金の返済を三年程度猶予する仕組みをつくる考えを明らかにした。気持ちはよく解るが、浅学短慮と言われそうだ。

民間同士の契約に政府が介入すること自体、許されることではないだろうし、強制的に介入すれば訴訟になるよ。効果もあるかどうか疑問だ。貸し手の銀行は只でさえ返済が心配な零細企業なんかに融資したくないのに、返済が厳しくなれば三年程度猶予が許されるんじゃ、益々、貸し渋りを助長することになるよ。

銀行経営が苦しくなれば、国が銀行を支援する考えも示しているが、冗談じゃない。そんなことをしたら、銀行は政府の支援をあてにして、経営不安の企業にも高利で融資するようになり、不良債権が山のように膨らむことは間違いない。貸し手側も借り手側も国の税金をあてにして正常な運営が出来るはずがないじゃないか。

「野党の遠吠え」とは違って、大臣の発言は重いのだ。もっと閣内で検討してから発表すべきだよ。亀井サン。折角順調に船出した新政権の火種になってしまうと、国民新党なんていらないね、ということになりかねないね。

とりあえず順調な船出? [政治]

民主党の船出は思ったよりはるかに順調に見える。現在のところ、国民の多くは民主党に対する「不安感」より「期待感」を募らせている感じだ。

鳩山首相には謙虚さの中にも強い決意が見える。菅大臣・藤井大臣・岡田大臣・前原大臣・長妻大臣など休日返上で、早速政治主導に動きだした。大臣を中心とし、副大臣や政務官による政策チームが官僚に代わって機能しそうだ。予算の組み替えによって無駄を徹底的に排除し、財源を産み出す仕組みも可能性がありそうだ。今までの自民党政権は何をやっていたのだ、という声があちこちで聞こえる。官僚依存の緩みっ放しで税金垂れ流しの体質が見え始めた。

しかし、問題がない訳ではない。民主党の理想論はひとまず国民に支持された。だが、具体論になると、果たして先へ進むのか、問題山積だ。壁にぶち当たった時こそ、真価が問われるのだ。党内でも、最大勢力になった小沢幹事長グループの存在がどういう波紋を呼ぶか。野田一派など反小沢勢力の存在が党運営に亀裂を生じかねない。また、亀井大臣や福嶋大臣の外様閣僚がトラブルを引き起こす可能性もある。火種はあるが、ポイントは鳩山首相のリーダーシップだろう。

更に、頭のいい官僚をどう使いこなすか、が最大の難関だろう。今のところ、民主党の強い「政治主導」の動きに追随するのが得策・・・、と沈黙しているが、状況によって出方を変えるのが彼らの得意とする所だ。反抗するだけではなく、徹底的に持ち上げて、骨抜きにするのも得意戦術だ。既に、何人かはうまく載せられている?と思われる大臣もいる。野党慣れした民主党の面々が、与党のうまみに対して、どこまで自制できるか、・・・。

対する自民党の体たらくは目を覆いたくなる。総裁選で河野が勝てば、ベテラン勢は追い出されそうだし、谷垣が勝てば、過激発言の河野一派は離党せざるを得ないだろう。いづれにしても、分裂は避けられそうもない。最も可能性がありそうなのが、河野が離党して渡辺好美の「みんなの党」に合流した後、「みんなの党」が「小さい政府」という対立軸を掲げて、政界の第二勢力となる構図だ。新しい野党が出現し、消費期限の切れた自民党が消滅する時になるだろう。


民主党は勝因は何だ? [政治]

自民党にとって敗因の総括が何よりも優先される、と同時に、民主党にとっても勝因の分析がまず必要ではないだろうか。

ここまで民主党が一人勝ちすることが、国民の意思だったのだろうか。確かに国民は政権交代に期待した。現状の閉塞感を自民党政権では払拭できないことは明白に感じ取っていた。変革を期待していたことは間違いない。「政官業の癒着構造」「利益誘導型の政治」「官僚主導の政策」「競争過多による格差社会」「弱者に厳しい社会」など、どうにもならない鬱憤を1票に託したのだろう。

しかし、今回の民主党のマニフェストに国民が手放しで喝采した訳でもない。現に、子供手当や高速道路無料化などの民主党の目玉政策に対しては批判の声も多い。「財源をどうするんだ」という不安の声や猜疑心も強い。それにも関わらず、民主党は勝ちすぎるくらい勝ってしまった。「現状の打破」その一点のような気もする。もっとも、民主党が勝ったのではなく、自民党が負けたのだ、という声もあるが・・・。

何はともあれ、自民党に対する「不満」が民主党に対する「不安」を上回った、のだろう。とにかく、「変えたい」という気持ちが強かったことは間違いない。鳩山代表の株は連日の報道で評価が上がっているような気がする。自民党の「体たらく」と「変革への期待」からだろうか。選挙中に叫んでいたマニフェストの実現も重要だろうが、それより「官僚政治の打破」を期待する声が大きくなっている。民主党の「本気度」が伝わってくるに従って、官僚も財界も民主党に近づいてきた感もある。

とにかく100年も120年も続いてきた「官僚による政治」を覆えそうというのだ。簡単に変革できる訳がないだろう。特に「天下りの根絶」と「予算配分の見直し」は官僚にとっては官僚システム自体を根底から覆す大事件なのだ。相当な抵抗があると思われるし、国民の強い後押しが絶対に必要になる。

いづれにしても、「国家戦略会議」と「行政刷新会議」が機能するかどうかが鍵だろう。期待どうりに機能して始めて、官僚システムとの全面戦争になるのだ。国民の見えるところで、果敢に現状を打破して欲しいものだ。そのためには、国民もある程度長い目で見る必要があるだろう。

自民党は立ち直れる? [政治]

政権交代の陰で自民党が立ち直れるか、正念場を迎えている。首班指名で若林氏を指名するのは、まぁいいだろう。多分挙党体制はとれるだろうからね。

問題は総裁選だ。現在のところ、谷垣氏が立候補を表明している。河野太郎や後藤田などの若手が出て新旧対決の構図になるのだろうが、いかに今までの自民党のやり方を総括するか、その上でいかに生まれ変るか、にかかっているのだ。ただ挙党一致すればいいとか、世代交代すればいい、という訳ではない。

60%くらいの国民が自民党の立ち直りに期待している、というアンケート結果が出ているそうだが、言うまでもなく、今までの自民党に期待しているのではない。生まれ変って民主党の政策を上回るマニフェストが出せる自民党に期待する、ということだ。総裁選を通じて、ある程度見えてくるだろう。

まだ、一時的な風が民主党の方に向いていて、その内、自民党の方に戻ってくる、なんて言っている落選議員もいるようだが、余りに甘い認識に驚いている。森政権の時に事実上、自民党は終わっていたんだよ。小泉という変人が数年間延命したことで、自民党が復活したと錯覚した多くの議員が地道な努力と謙虚さを忘れ、安倍・福田・麻生と国民不在の政権たらいまわしの挙句、必然的に今回の大敗北を喫したのだよ。麻生さんはその辺を心得ていたから、なるべく長く自民党政権を引っ張ってきたのかも知れないよ。自民党の議員さんや元議員さんは麻生さんを責める前に、努力もせずに政権の足をただ引っ張ってきただけの自分を総括してみたらどうだね。それからだよ、今後のことを考えるのは・・・。

「官僚丸投げ」「利益誘導型政治」「利権と族議員」「議員特権」「派閥人事」改めねばならない仕組みは山ほどある。選挙の時だけ「お助け下さい」とか言って候補者夫婦が揃って土下座する姿は見たくないし、「政治には金がかかる」なんて言って欲しくない。金をかけない努力を期待したいのだ。

野党になって官僚も財界も離れていくだろう。今まで黙っていても必要な資料は届けられた。地方の首長がこぞって陳情に来た。これからは椅子に座っているだけでは、何も進まないよ。野党の悲哀を嘆くより、今までの自分の不勉強を反省することだね。色んなことを考えるいい機会だと思うよ。総括し、出直しを誓う人たちを国民はよく見ていると思うよ。

「駆け込み天下り」を許すな [政治]

こんな国民を舐めたやり方を許してはならない。民主党政権の発足を前に「駆け込み」とみられる天下りが続出だ。初めが肝心だ、徹底的に叩け。

消費者庁人事で問題になったばかりではないか。準備も揃わないのに前倒しで発足させ、元次官を初代長官に据え、とにかくスタートさせてしまった。総理の座を降りる寸前の麻生氏が任命し、名前だけの担当大臣で小選挙区で惨敗しやっと復活当選した野田聖子氏が訓示を述べ、新政権発足次第、見直されると言われる超短命の内田長官、まさに噴飯もののメンバーじゃないか。期待される消費者庁の船出としては情けなくて・・・。

今度は事故米の不正転売をめぐり昨年9月に引責辞任した農水省の白須前事務次官が社団法人・大日本水産会の会長に就任する天下り人事だ。任期は2年で報酬は年1860万円だそうな。農水省は「あっせんは一切行っていない」としているが、それじゃ何で今の時期の人事なのだ。どさくさにまぎれた人事、という以外にないじゃないか。こんなのも許してはいけない。

更に、旧厚生省出身で前内閣府審議官の柴田雅人氏だ。彼は8月29日付で社団法人・国民健康保険中央会の理事長に就任した。彼は旧厚生省の保険局企画課長などを経て、7月に内閣府審議官を退職。その後、同府経済社会総合研究所顧問を8月に辞め、同29日に国保中央会の理事長に就任。たまたま理事長職が空いた、ということなのか、新政権になったら承認されないための駆け込みか。こういう「渡り」を省庁が斡旋しないように、というのが「天下り禁止」の原点なのだ。

今回の就任について同中央会は「今回は官民人材交流センターを通している」と説明しているという。河村官房長官は記者会見で「天下りの考え方が民主党と私どもで基本的に違う」と語っているという。それでは自民党では「天下り」をどう考えているか、じっくり聞きたいものだ。官僚の都合のいいように、政府や自民党が擁護するような発言をするから国民からそっぽを向かれるんだよ。まだ解らんのか。

「国のかたち」を変えるチャンス [政治]

鳩山政権の機軸は「国家戦略局」と「行政刷新会議」の2つだ。前途多難ではあるが、うまく機能すれば、明治維新以来の「国のかたち」を変えるチャンスとなる。

まさかないとは思うが、功を焦って、官僚と妥協しないことだ。年内が勝負と言う人もいるが、短兵急に結論を出そうとすると、上っ面の改革になるものだ。じっくり腰を据えてやればいいじゃないか。それで批判する人には批判させておけばいいのだ。結果を急ぐのではなく、経過が国民に解るようにオープンにすることが必要だ。改革の方向性が評価の対象になればいいだろう。

腰を据えて本質を追求すれば、心ある官僚は本心で協力を申し出てくるだろう。理不尽な抵抗には次官の首を切るくらいの断固とした姿勢で臨む必要はある。やはり「国家戦略局」と「行政刷新会議」の人選が重要だ。菅さん・岡田さん・仙谷さんなど党内に適任者は結構いると思うが、「みんなの党」の渡辺さんや江田さんも引き入れ、総力を挙げるべきだろう。

政官の腐れ縁を完全に断ち切り、官僚が本気になれば、従来予算から20兆円くらい浮かせるのは大したことではないよ。とにかくブレずに信念を貫くところだ。とりあえず、エールを送りたい。

試練の自民党 [政治]

結論は民主308、自民119。予測されていたものの、なかなか実感が湧いてこなかった。保守の牙城が次々と崩され、テレビに露出が多かった小泉チルドレンなどの落選が相次いだ。

今になってみれば、なるべくしてなった結果だろう。「逆風」ばかり強調し、民主候補の悪口しか言わず、昔ながらの利益誘導型の選挙戦を戦ってきた自民候補を有権者は冷ややかに見ていたのだ。従来の組織を使って人員を動員し、その中で喝采を受けることによって、自分が認められていると錯覚したに違いない。ある候補者は、祖父の代から地域に貢献してきた、と「世襲」が批判されているのを知りながら堂々と胸を張っていた。お膳立てされた支援者の前で演説するのが選挙運動と思っているのだろうか。余りに世間の風に当っていないのに驚いた。選挙終盤になって候補者や支援者がいっせいに「土下座」するのは余りに見苦しい姿だ。「お助け下さい」という意味だろうが、助けて欲しいのは国民の方だよ。何であんたを助けにゃいかんの?選挙の時だけのパフォーマンスは止めてくれ。

「逆風」というのを負けた言い訳に使っている人も多いが、今回のは「逆風」と違うよ。振り子は触れれば必ず元に戻る、とか誰かが言っていたが、それも違う。完全に「地殻変動」が起きているのだ。簡単に元に戻るような流れじゃない。小泉進次郎が言っているように、「新党のつもりで出直す」そんな気持ちでないと分裂を繰り返し消滅しかねないね。

それでも民主の単独2/3だけは阻止できた。今回はそれでよしとすべきだろう。これからのバトルは民主党VS自民党ではない。民主党VS官僚なのだ。少し楽な立場におかれる自民党は頭を冷やす絶好の立場になる。多分財界も離れていく。官僚も相手にしない。今までは黙っていても回ってきた資料が要求しても出てこないことになる。屈辱を乗り越えて力を蓄積できるか、どうか。料亭なんか行っている場合じゃないと思うよ。自民党にとって試練の時になりそうだ。

消費者庁の発足を延ばせばいいじゃないか [政治]

政府は9月1日の消費者庁発足を頑なに拘っている。政権が変って大混乱する姿を国民に見せ、新政権を困らせたいのかな。意地が悪い、というか、陰湿というか・・・。

民主党の仙谷消費者調査会長が河村官房長官に、消費者庁の発足を1か月程度遅らせるよう申し入れた。同党が政権を取った時に、消費者庁初代長官などの人選を練り直すためだ。しかし、河村長官は「麻生首相は固い意志を持っている」と述べ、内田俊一・元内閣府次官を消費者庁長官に充てるなどの人事を閣議決定し、予定通り9月1日の組織発足を正式に発表した。

予定では、政府は9月1日、麻生首相も出席して、野田消費者相による事務所の看板かけや、職員への訓示などの行事を行うことを予定している、という。消費者庁を監視する第三者機関「消費者委員会」の初会合も開かれる。仙谷氏が言うように、もし、民主党が勝てば、権力の座にいない人が辞令を交付し、職員に訓示するというおかしな話になる。もし、自民党が100議席も取れずに壊滅的な敗北を期してもやるの?野田大臣が落選してもやるの?民主党は「民主党が政権を取ったら、消費者本位の組織に作り替える」と強調しるではないか。混乱どころか、メチャクチャだよ。組織を作りかえるとしたら、経費の無駄遣いも甚だしくなるよ。誰が責任取るんだ。

民主党が反発しているのは、初代長官人事だ。官僚OBを起用した点を「旧来型の官僚主導」と強く批判している。また、事務所の賃料が年間約8億円に上ることについても、「消費者の味方を自任する役所がそんなビルに入ってどうするのか。党の無駄遣い撲滅の考えに合致しない」と移転も視野に入れている、という。

もう、何もかもメチャクチャだ。やはり麻生さんが総理の椅子に最後までしがみついたのが原因だろうね。






自民党崩壊は「逆風」じゃない、必然の流れだ [政治]

もはや、与党に「お灸を据える」なんて生易しいものではなくなっている。自民候補者は選挙終盤になって腹の底から湧いてくる異様な危機感に慄いているようだ。

言ってはならない禁句も出始めた。「比例は民主でもいい、小選挙区だけは何としても私に・・・」、こんななりふりかまわない言動に変ってきた。「助けてください」とか「人生最大の危機」とか、民主候補の悪口しか言っていなかった自民候補者の口から出る言葉が変ってきた。

しかし、決して民主党フィーバーになっている訳じゃない。小泉以後、阿部・福田が政権を投げ出した挙句、麻生さんが政権にしがみついて解散を延ばしに延ばしてきたにもかかわらず、「責任力」とか言って、反省もないまま民主党の悪口ばかり言っている自民党の無責任さに呆れているのだ。「自民党じゃだめだ」という確信を国民が持った、ということだろう。完全に自民党の自滅だ。

自民党候補者は盛んに「逆風」と言うが、これは風じゃない。政権に胡坐をかいて、党利党略と私利私欲に明け暮れてきた自民党の「終りの始まり」の必然の流れなのだ。それが国民に解ってきた、だけのことだ。官僚の言いなりに政治をやってきただけじゃないか。官僚の手先になって偉そうに振舞っていただけじゃないか。政党として、完全に「消費期限切れ」、ということだ。

既に敗色濃厚で、野党として出直すには総裁を誰にするか、なんて話題が始まっている、とか・・・。舛添、加藤紘一、鳩山邦夫など名乗りを上げているとか、いないとか。しかし、選挙後に自民党が同じ形で残っているとは思えない。議席が三分の一に減ってしまうのだ。新しい風が起こり、再編に向けて動き出すのだろう。


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